日本でもボキューズ・ドール国際料理コンクール、エスコフィエ・フランス料理コンクールと並んで高い知名度を誇っているのがル・テタンジェ国際料理賞コンクールだ。
1966年にClaude Taittinger クロード・テタンジェによって設立したこの大会。
今著は2016年に50周年を迎えたル・テタンジェ国際料理賞コンクールを記念して出版されたものだ。
伝統的であり洗練されており、モダンでクリエイティブな作品が数多の料理人によって生み出されるこの大会。審査員もフランス料理界の重鎮が務め、非常に難易度が高い事でも有名である。
この書籍では大会の起源やシャンパーニュ・メゾンとしてのテタンジェの歴史、過去にグランプリを獲得した15名のシェフの肖像画や大会について、彼らの料理やルセットが掲載されている。
確かに登場するシェフ全員のルセットが載っている訳ではないが、ななかなかお目にかかる事のできないコンクールの作品。
美しく繊細、それでいて大胆な料理の数々は必見だ。
Édition: Du signe 社
224ページ
フランス語
2016年刊行
サイズ:縦 27cm×横 21.5cm×幅 2cm
ISBN: 978-2-7468-3452-1