料理は芸術だが、何より重要なのは共有である。
その情熱を仲間やゲストと分かち合い、若き才能として活躍しているのがJean-Baptiste Lavergne Morazzani ジャン=バティスト・ラヴェルヌ・マラッザーニだ。
ヴェサイユのGordon Ramsay du Trianon ゴードン・ラムゼイ・デュ・トリアノンでそのキャリアをスタートした彼。
現在はFOUR SEASONS HOTEL GEORGE V PARIS フォーシーズンズ・ホテル・ジョルジュ・サンク・パリのLE GEORGE ル・ジョルジュでシェフを務めるSimone Zanoni シモーネ・ザノーニの元でスー・シェフのポジションまで上り詰めた。
その後Yannick Alléno ヤニック・アレノ率いるl’hôtel Meurice ロテル・ムーリスやCobéa コベアのPhilippe Bélissent フィリップ・ベリサンに師事するなど一流店で腕を磨いている。
約10年のキャリアの後に自身のレストランをオープン、2016年にはゴー・ミヨーの若き才能に選出されミシュラン一つ星も獲得した。
彼の料理のスタイルは古典をベースにしながらも野菜やハーブなどを多く用い、シンプルでありながらエレガントでバランスのとれたものになっている。
掲載されているルセット自体はあまり多くないが、料理以外にも彼が何を大切にし、飽くなき情熱を燃やし続けているのかという料理の根幹にあたる部分が感じられる1冊だ。
édition: Privat 社
160ページ
フランス語
2018年刊行
サイズ:縦 30.5cm×横 24.5cm×幅 2cm
ISBN:978-2-7089-4206-6